HOME > お知らせ一覧 > 2013-12-23 14:13 手根管症候群 [ 健康・サプリメント情報 ]

アクセス

お知らせ一覧

[ 健康・サプリメント情報 ]

2013-12-23 14:13 健康・サプリメント情報

手根管症候群

手根管症候群
                     H25年9月発表  作成者:本多
① どんな病気?
同じ動作を繰り返すことで起こる体の障害です。
ある特定の筋肉や腱だけを使うと疲労性の炎症をおこして、さまざまな症状が出てくるのです。
② どんな症状?
〇正中神経が通っている親指・人差し指・中指・薬指の特に内側にちくちくした痛みやしびれが出ます。明け方に強くなり、手を振ると楽になります。
〇親指の付け根の筋肉が小さく弱くなります。
 シャツのボタンをとめたり、細かい作業が困難になります。
③ なりやすいタイプは?
圧倒的に女性に多く生じます。
妊娠・骨折・手を使う重労働者にも生じ、閉経・更年期の女性・糖尿病・肥満・透析の方もなりやすいです。
④ 病態は?
正中神経が手首(手関節)にある手根管というトンネルで圧迫された状態です。
⑤ 診断の方法は?
〇ティネル様徴候:手首をたたくとしびれ、痛みが指先にひびきます。
〇手関節屈曲テスト(phalen):手首を曲げてしばらくすると症状が悪化します。
⑥ 治療方法は?
軽度 1、休憩をする(1時間に10分程度)
   2、サポーターを使う(2か月は固定して様子を見て効果がなければ別の治療)
   3、患部を冷やす(1日10~15分、マッサージを併用すると効果的)
   4、温熱療法(お湯で絞ったタオルを手首に巻き10~15分リラックスする)
   5、鎮痛剤(医師の処方のもとで内服)
   6、マッサージ
  中度 1~6に加えて
     7、食事療法(ビタミンB6を1日あたり100mg投与することで症状がやわらぐ方もいます)
        B6は、利尿作用があり、体の中に溜まっている水を排泄し、手根管の中の正中神経を圧迫するのを防ぎます。
        もう一つ、砂糖の取りすぎに注意する。
       人間の体には、炎症を鎮めようとする働きがあるが、砂糖を取りすぎるとこの機能が低下してしまうのです。
☆ビタミンB6は、酵母・米糖・小麦胚芽などに含まれるビタミンで、不足すると皮膚炎や貧血などの症状がおこる。
     8、湿布、消炎剤
     9、物理療法
     10、ステロイド剤の注入(8割の患者には効果がある)
  重症 11、手術
⑦ 予防方法は?
ウォーミングアップをしましょう。
1、 手を温める。 2、手・指のストレッチ。 3、手を振る。
4、普段使わない筋肉を鍛える。 5、腕のストレッチ。 6、マッサージ。
7、手首固定(サポーターなど)

参考資料:法研 パソコントンネル症候群 :エーザイ(株) 手根管症候群    

このページのトップへ